こんにちは。C.P.FACTORYディレクター平安山です。ブログの更新が止まっていましたが、活動を止めた訳ではなく、とても忙しく充実した日々を過ごしていました。SNSが禁止の契約もあり、情報発信の内容は慎重に調整していました。
昨年、実行委員をさせてもらったヨコハマSDGs文化祭の反響も大変よく、私に会いたい、話を聞きたい、一緒に活動させて欲しいというお問合せもたくさんいただき、連絡を頂いた方とは全てお会いして情報交換をさせて頂きました。
そしてこの期間、C.P.FACTORYの活動や自分自身の活動そのものを見直し、自分のやりたいことの原点である「働くことが困難な人たちの『仕事を創り出す』」ことと、自分が学んできた技術をどのように融合させていけば一番良いのかを考えていました。
そんな中、私の母校である東京工芸大学のデザイン学科の教授である福島先生と情報交換をさせてもらう機会を頂きオフィスにお邪魔してきました。福島先生は世界中の様々な問題をデザインで考え、デザインで行動しているソーシャルデザインの第一人者です。(ちなみに私は芸術学部ではなく工学部のグラフィックアーツコースでした)
事前に私のブログを読んでくださっていて、私の活動に興味を持って頂き、お会いした日に福島先生から「ヨコハマフォントを作りませんか?」と、ご提案いただきました。
私「えっ?」
もちろんシブヤフォントのことは知っていましたが、私がそのプロジェクトに関わるとは想像していませんでした。しかしながら、福島先生とお話する中で、プロジェクトのイメージが広がり、「あれ、これ私できる。やりたい!」となり、「やらせて頂きたいです!」と即答させてもらい、後日、シブヤフォントのオフィスに行き、一般社団法人シブヤフォント代表の磯村氏ともお会いさせていただきました。
福島先生と磯村氏の信頼関係は強く、私のことも福島先生が事前に伝えてくださっていたので磯村氏も温かく迎え入れて頂き、大変有難かったです。
お二人は元々、福島先生が自宅を開放して開催していたソーシャルな映画を鑑賞しながら、色々な人が繋がる場を提供するランチミーティングに磯村氏と高橋氏(フクフクプラス https://fukufukuplus.jp/ メンバー)が参加して、自己紹介で2人が障がいのある人の創作活動をテーマとした活動をしていることが分かり、改めて3人で会い話をしたところ、志が同じことが分かり、フクフクプラスの設立に繋がったという経緯があるそうです。
そして、磯村氏はすでにシブヤフォントの事業をスタートさせており、途中からフクフクプラスとしてもサポートを始めたそうです。
今回、このプロジェクトに関われることになって自分はとても幸せな人間だと改めて感じました。私は初めてPhotoshopとillustratorの操作をした時の感動を今でもはっきりと覚えています。「こんなに楽しいモノがあるのか!」「どんな形でも一生やっていく」と思い、大学時代から30年間経ったいまでも様々な形で関わっています。
特に学生たちには私が感じた「楽しい!」を体感して欲しく、現在では専門学校の授業にも力を入れています。
自分が一番得意としている技術で障害がある方たちの仕事が創り出せる、それを学生たちと一緒にプロジェクトとして進められる、こんなに幸せなことはないな~と自分の使命として全力で取り組みたいと思います。
キックオフミーティングの様子/オンラインで全国のご当地フォント参加チームと繋がりました
そして、ヨコハマフォントプロジェクトに着手するにあたって、C.P.FACTORYはリニューアルし、再始動したいと考えています。第1回目のブログ(https://cpfactory.jp/blog-challenge-post1)に書いたように「やりたい!」という気持ちと、
C.P.FACTORYの理念である
人と人との繋がりを大切に、優れた発想力・創造力で、より良い価値を生みだし、人と社会の生活向上に貢献します
は、引き続き私の活動の理念として継続していきます。
そしてここまでサポートして頂いた、ヨコハマナウの運営の皆様、ありがとうござました。
(第51回了)