こんにちは!先月からコラムを書かせて頂いているC.P.FACTORYディレクターの平安山美春です。
猛暑の夏から一転、急に涼しくなったり雨が降ったりで、体調に気を付けないといけない時期ですね。皆さまは毎日健やかに過ごされていますか?
私は先日、ヨコハマナウで「横浜和歌うた」を連載中の早苗ネネさんのイベントに参加させていただきました。
ネネグースプロジェクト(Nene Goose Project)の第一弾イベント『日本とハワイの文化交流~和歌うたでフラダンスを踊ってみよう~』
ネネさんの素晴らしい歌声と舞手さんたちのパワー溢れる踊りの共演に会場は一体となり、私自身もそれは大きなエネルギーをいただくことができました。素敵なネネさんと同じウェブマガジンで連載させていただけるなんて本当に光栄でございます。
そして前回のコラムから「C.P.FACTORYディレクター」と書かせて頂いていますが、「C.P.FACTORY」ってなんだ? とたくさんの方から問い合わせをいただきました。前回お話したように、横浜でもたくさんの福祉作業所があり様々な商品を作っていますが、売れる商品を作り、販売し、工賃に変える・・というのはとても難しいことです。それでも、私は働くことが困難な人たちの仕事を創り出したい。一人一人ができることは小さいかもしれないけれど、その小さな力を集めた大きなブランドを創りたいと思うようになりました。そんな私の夢を真剣に聞いて共感してくれたのがヨコハマNOWの主要メンバーたちでした。
そして辰巳編集長を筆頭にプロジェクトチームが発足し、ブランド化計画が進みました。そこで最初に出たのがブランド名「C.P.FACTORY」でした。「C.P.FACTORY」のC.PはChallenged Personの略です。Challenged personは「障がいを持つ人」を表す新しい米語です。また挑戦という使命や課題、挑戦するチャンスや資格を与えられた人という意味があります。障がいをマイナスとのみ捉えるのではなく、障がいを持つゆえに体験する様々な事象を自分自身のため、あるいは社会のためポジティブに生かして行こうとい想いが込められていて、今ではスウェーデンなどでも使われています。
「使命」というよりは、「挑戦するチャンスを与えられた」というフレーズに感ずるものがありました。福祉の世界には全く素人であり、今まで何の苦労もなく自由に生きてきた私が「やりたい!」という気持ちだけで何が出来るのか。そんな不確かな状況なので、挑戦するチャンスを頂けた、そう思うことができました。それもやはり一人ではたどり着けなかったことであり、多くの方々の共感、協力があってのこと。人の繋がりで動き出した「C.P.FACTORY」。まだまだ始まったばかりのプロジェクトですが、ブランドとして素晴らしい製品を提供できるように、1つ1つ丁寧に作業を進めていきたいと思っています。

C.P.FACTORY ウェブサイト
(第2回了)